今日のお話しは「子どもの貧困」についてです。
神奈川県が昨年8~9月に初めて実施した調査によると、中学2年生の子どもがいる世帯の貧困率が10.1%(2月19日)に上ることが分かったそうです。約10人の生徒の1人が厳しい経済環境の中で暮らしているのです。想像してみてください。街で制服を着た中学生の集団を見かけると、その中の1人がって思うと、、、、、10人中の1人って多いと思いませんか? この分析結果を黒岩県知事は施策などに反映させる考えを示しています。
この調査は(県次世代育成課)昨年8~9月、県内で中学2年生の子どもがいる家庭のうち無作為抽出した4320件を対象に実施したそうです。1715件(39.7%)から回答を得ています。貧困率とは、2022年の世帯所得の中央値の半分(187万5千円)以下で暮らすこと表します。
また、子どもの貧困は学力や進学率と相関関係があるとされています。親の経済的貧困は、子どもから学習などの体験、さまざまな体験活動の機会を奪うことに繋がります。このことから、貧困により、教育、体験などの機会に恵まれなかった子どもが成長して大人になり、自分の下の世代にも貧困が連鎖してしまうと言われています。
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