今年の3月に英誌が発表した「女性の働きやすさ」についての世界順位です。日本は上から29カ国中 27番目、下から3位でした、、、(;’∀’)
The economics glass celing index2023
英誌エコノミストは3月7日までに、先進国を中心とした29カ国を対象に女性の働きやすさを指標化した2023年のランキングを発表しました。首位は2年連続アイスランドで、上位4カ国を北欧諸国が占めました。日本は順位を前年から一つ 上げましたが、下から3番目の27位。(英字:図表を参照してくださいね)トルコが28位で最下位は韓国でした。この結果から日本、韓国、トルコについて女性が「依然として職場で最大の障害に直面している」と指摘がされています。教育や給与水準の男女格差など10の指標を基に順位をつけたもの、対象は経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国のうちの29カ国、女性の活躍を妨げる意味の「ガラスの天井」の指標として2013年から実施されています。
北欧諸国の女性は、学業を終えて、仕事を確保し、管理職に就き、質の高い育児休暇制度と柔軟な労働時間を利用するのを支援することで特に高い評価を得ています。日本と韓国は11年連続で最下位にランクインしています。これは、アジアの社会規範が依然として女性が家族とキャリアのどちらかを選択しなければならないと予想しているという事実に一部起因しています。
ガラスの天井とは(英語: glass ceiling)資質・実績があっても女性やマイノリティを一定の職位以上には昇進させようとしない組織内の障壁を指す 。女性やマイノリティが実績を積んで昇進の階段をのぼってゆくと、ある段階で昇進が停まってしまい先へ進めなくなる現象。鉄でなくて ガラスであるのは「目では見えない障壁に阻まれている」ことからの表現である。
アメリカの企業コンサルタントだったマリリン・ローデン (Marilyn Loden) が1978年に用いたのが英語圏での最初の使用例とされる。1991年には、アメリカで公民権法の修正が行われたさいに「ガラスの天井委員会 Glass Ceiling Commission」が議会に設置され、アメリカ国内の女性の労働環境について広範な調査が行われた。同委員会は1995年に最終報告書を発表し、このなかでガラスの天井を「目に見えないが打ち破ることのできない障壁で、資格や実績があっても女性・マイノリティをキャリアの階段の上層部から閉め出す役割を果たしている」と定義した。 Wikipedia
図表:グラフは16年からの調査結果ですが、1位から4位の北欧諸国の上位は変わっていません。26位のスイス、最下位29位の韓国も平行線のまま、平行線のままだった日本とトルコの順位が2023年にワースト3位と2位に入れ替わったのが分かります。 2024年最新の世界の合計出生率ランキング(CIA) によると、227ヶ国中、韓国は下から2位の226位 出生率は1.12人、日本は212位1.4人でした。このことから家族とキャリアの両立が難しいことが分かります。最下位は 台湾の1.11人です。
女性が仕事を継続するためには働きやすい環境にしていくことが不可欠です。男女格差、職場、地域、家庭においてのサポートも重要です。 by れんこ
© 2023-2024 連合神奈川