今日はピンクシャツデーのお話しです。
ピンクシャツデーとは、ピンク色のシャツを着たりピンク色のものを身につけることで「いじめ反対」の意思表示をする日のことです。では、何故、ピンクシャツデーの日にピンク色のシャツを着るようになったのでしょうか? それは、カナダの学生が起こした行動に由来し、その高校生たちが始めた「いじめ反対」運動から始まります。
2007年、カナダのノバスコシア州で起きました。中学3年生の男子生徒がピンク色のポロシャツを着て登校した際に、性的なからかいや、暴行などのいじめにあいました。それを知った高校3年生の男子生徒2人が、「いじめはもうたくさんだ」と、ピンク色のシャツをお店で買い集めて、学校のネット掲示板やメールに、「明日、みんなでピンクのシャツを着よう!!!」と呼びかけ、翌朝、みんなに配ろうと買い集めた大量のシャツを学校に持って行くと、そこにはみずからピンク色のシャツや小物を身に着けて登校する生徒たちの姿があったといわれています。
彼らの呼びかけを知った人たちが情報を拡散して、多くの生徒が賛同。学校中がピンク色になったといわれています。この行動によって、いじめを受けた生徒は安心して学校に通えるようになり、その学校での、いじめは自然になくなったといいます。日本でも、各地で様々な団体や企業、学校、個人の方々がこの運動に参加をして「いじめストップ」を呼びかけています。
「ピンクシャツデー運動」が神奈川で開催されました。
© 2023-2024 連合神奈川