前に、「さがみはらめぐみワイン特区」の記事が紹介されました。
そもそも「特区」って何でしょうか。特別な区域とはわかりますが、誰が決めるのでしょう!?
特区とは国が定めます。「構造改革特区制度」「総合特区制度」「国家戦略特区制度」の3種類の制度があります。 平成14年度に創設されたもので、現在の実情に合わなくなった国の規制を、地域を限定して改革することによって、構造改革を進め、地域を活性化させることを目的とする制度です。
簡単に言うと、特区ではルールを緩和したり、補助金を出したりするので、地域のためにテーマを決めて事業を開発していきましょうということです。もちろん主体は県や市町村が主体になり、民間企業と協力したり、新しい事業者を作ったりしないと実現しません。
神奈川県内で構造改革特区として認定されているものは10特区あり(2023年12月22日第61回時点)、そのひとつが「さがみはらめぐみワイン特区」です。
他には川崎市の国際競走力を上げるために新産業を開発したり、アジアに環境技術を提供する都市になりましょうということで、羽田空港の対岸である臨港地の活用も考えて、国際環境特区として認定されました。
ほか、神奈川県のバイオ医療産業特区、横浜市の救急改革特区、おもしろいところでは秦野市のどぶろく特区があります。
地域の発展を目指したり、住みやすい住環境を作ったり、また地産品を増やすことで地域活性化を推進しようとすることはとても価値のあることです。
みなさんの働く地域、お住まいの地域に特区があるか、調べてみてはいかがでしょうか。
注)タイトル画像は日本酒醸造中の写真です。
大人になったら、お酒飲めるかな~??? by れんこ
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