医療・介護職場における取組等についてそれぞれ回答いたします。
初めに、医療職場ですが、神奈川県においては、医療従事者の離職防止や定着促進、医療安全の確保等を図るため、｢神奈川県医療勤務環境改善支援センター｣を設置し、勤務環境の改善に取り組む医療機関からの相談に対して専門的な支援を行っています。本市におきましても、医療機関における医療従事者の勤務環境改善を推進するため、県と協調しながら、当該センターによる専門的な相談窓口をはじめとした有用な内容の情報発信や普及啓発に努めてまいります。
また、令和６年度診療報酬改定におきまして、医療従事者の処遇改善を図るため、「ベースアップ評価料」が新設されたところですので、改定の効果を見極めてまいります。
次に、介護職場ですが、介護サービスの最大の基盤は人材でございますので、介護職員が安心して従事できる就業環境を整備できるよう、神奈川県とも連携を図りながら、国が作成したマニュアルの活用や各種研修を実施するなど、総合的なハラスメント対策に取り組んでまいります。
賃金につきましては、国における介護報酬等の制度設計において、本市は、「人材の呼び込み」や「定着支援」などについて、それぞれが役割を果たしながら取組を進めていくことが重要と考えております。
今後につきましても、第９期かわさきいきいき長寿プランに基づく、介護職員の確保・定着の支援に向けた取組について、着実に進めてまいりたいと存じます。

〈健康福祉局　地域医療担当高齢者事業推進課〉