要求
(5)保育・放課後児童クラブ関係従事者の労働条件の改善について
① 東京都の調べによると、保育所で働く保育士の退職理由は「職場の人間関係」(33.5%)に次いで、「給料が安い」(29.2%)が挙げられている。また、年収は全産業平均と比べ112万円、放課後児童支援員は約217万円低い。引き続き、保育職場従事者の定着に向けて労働条件、賃金改善や職場環境の改善、離職防止と復職支援など、人材確保に向けた市独自のさらなる処遇改善をはかること。
回答
保育士等の処遇改善につきましては、国の処遇改善等加算Ⅰ、Ⅱが導入されていますが、平成29年度から、経験年数の長い職員が多くいることで国の処遇改善加算を十分に受けられない施設に対する市独自の加算(市処遇改善等加算Ⅱ)を創設して処遇改善を図っており、さらに令和2年度から、加算額を増額して施設間の均衡が図られるよう取り組んでおります。
また、令和4年2月より、国による保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業として、保育士等を対象に収入の3%程度(月額9,000円)を引き上げる措置が実施されたことから、臨時特例事業に対応する市独自の加算を行い、市が配置を求める市加配職員や一時保育事業に従事する職員を対象としております。
さらに、運営費においても、障害児や生後43日目から5か月未満の産休明けの子ども対応に係る加配保育士の人件費等、市独自の様々な加算項目を設けているほか、保育士等の離職防止策として保育士宿舎借り上げ支援事業、保育士等の事務負担軽減策としてICT化推進事業を実施するなど総合的に保育士等への処遇改善に努めているところであり、引き続き取組を進めてまいります。
保育職場における人材確保につきましては、市独自の就職相談会や保育所見学会等を通した就職・復職支援に加え、無料の保育士試験対策講座などを実施し、コロナ禍における情勢も見極めながら、感染症対策やWebを活用した手法も導入しつつ、人材確保に取り組んでいるところです。
わくわくプラザの職員の処遇改善につきましては、国の制度に基づき、放課後児童支援員の経験年数や研修実績等に応じた「放課後児童健全育成事業キャリアアップ処遇改善事業」を平成29年度から実施しているところでございます。また、令和4年2月からは「放課後児童支援員等処遇改善臨時特例事業」を実施し、役職や労働時間に応じて処遇改善を行っているところでございます。今後につきましても、引き続き、こうした制度を活用しながら、職員の資質向上や処遇改善を図ってまいりたいと存じます。
≪こども未来局 保育第1課、保育対策課、青少年支援室≫
年度
要求
(5)保育・放課後児童クラブ関係従事者の労働条件の改善について
① 東京都の調べによると、保育所で働く保育士の退職理由は「職場の人間関係」(33.5%)に次いで、「給料が安い」(29.2%)が挙げられている。また、年収は全産業平均と比べ112万円、放課後児童支援員は約217万円低い。引き続き、保育職場従事者の定着に向けて労働条件、賃金改善や職場環境の改善、離職防止と復職支援など、人材確保に向けた市独自のさらなる処遇改善をはかること。
回答
保育士等の処遇改善につきましては、国の処遇改善等加算Ⅰ、Ⅱが導入されていますが、平成29年度から、経験年数の長い職員が多くいることで国の処遇改善加算を十分に受けられない施設に対する市独自の加算(市処遇改善等加算Ⅱ)を創設して処遇改善を図っており、さらに令和2年度から、加算額を増額して施設間の均衡が図られるよう取り組んでおります。
また、令和4年2月より、国による保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業として、保育士等を対象に収入の3%程度(月額9,000円)を引き上げる措置が実施されたことから、臨時特例事業に対応する市独自の加算を行い、市が配置を求める市加配職員や一時保育事業に従事する職員を対象としております。
さらに、運営費においても、障害児や生後43日目から5か月未満の産休明けの子ども対応に係る加配保育士の人件費等、市独自の様々な加算項目を設けているほか、保育士等の離職防止策として保育士宿舎借り上げ支援事業、保育士等の事務負担軽減策としてICT化推進事業を実施するなど総合的に保育士等への処遇改善に努めているところであり、引き続き取組を進めてまいります。
保育職場における人材確保につきましては、市独自の就職相談会や保育所見学会等を通した就職・復職支援に加え、無料の保育士試験対策講座などを実施し、コロナ禍における情勢も見極めながら、感染症対策やWebを活用した手法も導入しつつ、人材確保に取り組んでいるところです。
わくわくプラザの職員の処遇改善につきましては、国の制度に基づき、放課後児童支援員の経験年数や研修実績等に応じた「放課後児童健全育成事業キャリアアップ処遇改善事業」を平成29年度から実施しているところでございます。また、令和4年2月からは「放課後児童支援員等処遇改善臨時特例事業」を実施し、役職や労働時間に応じて処遇改善を行っているところでございます。今後につきましても、引き続き、こうした制度を活用しながら、職員の資質向上や処遇改善を図ってまいりたいと存じます。
≪こども未来局 保育第1課、保育対策課、青少年支援室≫
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