秦野市にある震生湖がまもなく見ごろを迎えます。(見頃は11月下旬~12月上旬)
震生湖は大正12年(1923)9月1日の関東大地震により、斜面が幅約250メートルにわたって地すべりを起こし、滑落した土砂が河道を閉塞して生じた堰止湖です。1つの説によると、震生湖の位置から北に7km程度の距離に震央があったとも考えられています。
令和5年(2023)9月1日をもって、震生湖が誕生した関東大地震から数えて100年の節目を迎えました。
震災の痛ましい傷跡でもあることから、災害への備えの重要性を伝え、安全な未来を築くための知識と意識を育んでいくための大切な地域資源として、また、自然豊かで皆に愛される観光地としても、引き継がれています。
令和6年6月以降予定されている震生湖太鼓橋架替工事に伴い、一部の散策路及び駐車場スペースに規制がかかっています。
震災から生まれた湖、歴史を残したまま湖面を美しく彩ってくれます。
近年大地震の予測がされています。災害に備えることも意識しながらも、今の美しさを味わっていきたいものです。byれんこ
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