要求

(13)近年、さまざまな自然災害の規模や頻度が増しており、神奈川では切迫性が懸念されている南海トラフ地震や首都直下型地震、さらに火山噴火への対策も必要とされていることから、学校教育における防災教育や避難訓練の充実を図り、避難対策等の徹底を進めること。

また、学校に避難所が設置されることから、老朽化した校舎・屋内運動場の改修および空調設備の設置を推進すること。

あわせて、屋内運動場に空調設備を設置した学校においては実施効果などの検証を公表すること。

<「教育・人権・平和:教育(通学路・安全/防犯)」に関連する要求>

回答

学習指導要領では、学級活動、社会科、保健体育科、技術・家庭科、理科、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、学校行事等で横断的に防災教育を行うこととなっております。特に社会科において、自然災害に対応した人々の暮らしの在り方を考えることは、我が国で生活する全ての人々に欠かせない「生きる力」となるため、防災学習を重視しております。小学校段階では、教育委員会独自教材(副読本「さがみはら」と災害~そのときわたしたちは~)や相模原防災ガイドブックなどを活用して、本市の取組を取り上げて学習し、中学校段階では、日本の地理や自然災害についてより詳しく学び、地域社会を知るひとつの視点として防災について取り上げております。
このほか、一部の学校では、各区役所の防災担当によるマイ・タイムライン出前授業や危機管理部局による防災に関する出前授業を行っております。そのほか、防災について総合的な学習の時間で扱い、校外学習で体験的に学習したり、地域で起こった自然災害を地域住民から伺い、学びを深めております。
このような好事例や、より効果的な授業例を各校に発信し、防災教育の充実を図ってまいります。
また、全校における火災や地震の避難訓練及び、小学校全校と中学校1年生で市内一斉の引き渡し訓練を毎年行っており、各学校が防災計画に則って実施し、計画の改善がなされるよう、指導・助言をしてまいります。
老朽化した校舎・屋内運動場につきましては、令和元年度に策定した「相模原市学校施設長寿命化計画」に基づき、計画的な施設の改修・建て替えを進めてまいります。
空調設備につきましては、令和元年度までに全校の普通教室や音楽室・図書室・教育相談室に設置が完了し、その他の特別教室は、現在、長寿命化改修工事等の機会を捉えて順次設置をしておりますが、早期整備に向けて検討してまいります。
令和3年度に空調設備を設置した小中学校6校の屋内運動場について、学校活動における効果を検証したところ、学校行事や体育の授業で一定の効果がありましたが、コロナ禍により換気をしながら使用したため、激しい運動を行う部活動ではそれほど効果が見られませんでした。今後は、施設の構造やランニングコストの課題などを踏まえ、対応について検討してまいります。
(教育局)

年度
2023_相模原地域連合_教育・人権・平和政策-13

年度

要求

(13)近年、さまざまな自然災害の規模や頻度が増しており、神奈川では切迫性が懸念されている南海トラフ地震や首都直下型地震、さらに火山噴火への対策も必要とされていることから、学校教育における防災教育や避難訓練の充実を図り、避難対策等の徹底を進めること。

また、学校に避難所が設置されることから、老朽化した校舎・屋内運動場の改修および空調設備の設置を推進すること。

あわせて、屋内運動場に空調設備を設置した学校においては実施効果などの検証を公表すること。

<「教育・人権・平和:教育(通学路・安全/防犯)」に関連する要求>

回答

学習指導要領では、学級活動、社会科、保健体育科、技術・家庭科、理科、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、学校行事等で横断的に防災教育を行うこととなっております。特に社会科において、自然災害に対応した人々の暮らしの在り方を考えることは、我が国で生活する全ての人々に欠かせない「生きる力」となるため、防災学習を重視しております。小学校段階では、教育委員会独自教材(副読本「さがみはら」と災害~そのときわたしたちは~)や相模原防災ガイドブックなどを活用して、本市の取組を取り上げて学習し、中学校段階では、日本の地理や自然災害についてより詳しく学び、地域社会を知るひとつの視点として防災について取り上げております。
このほか、一部の学校では、各区役所の防災担当によるマイ・タイムライン出前授業や危機管理部局による防災に関する出前授業を行っております。そのほか、防災について総合的な学習の時間で扱い、校外学習で体験的に学習したり、地域で起こった自然災害を地域住民から伺い、学びを深めております。
このような好事例や、より効果的な授業例を各校に発信し、防災教育の充実を図ってまいります。
また、全校における火災や地震の避難訓練及び、小学校全校と中学校1年生で市内一斉の引き渡し訓練を毎年行っており、各学校が防災計画に則って実施し、計画の改善がなされるよう、指導・助言をしてまいります。
老朽化した校舎・屋内運動場につきましては、令和元年度に策定した「相模原市学校施設長寿命化計画」に基づき、計画的な施設の改修・建て替えを進めてまいります。
空調設備につきましては、令和元年度までに全校の普通教室や音楽室・図書室・教育相談室に設置が完了し、その他の特別教室は、現在、長寿命化改修工事等の機会を捉えて順次設置をしておりますが、早期整備に向けて検討してまいります。
令和3年度に空調設備を設置した小中学校6校の屋内運動場について、学校活動における効果を検証したところ、学校行事や体育の授業で一定の効果がありましたが、コロナ禍により換気をしながら使用したため、激しい運動を行う部活動ではそれほど効果が見られませんでした。今後は、施設の構造やランニングコストの課題などを踏まえ、対応について検討してまいります。
(教育局)